2016年6月12日日曜日

晴奔雨読



皆さん、こんばんは!
梅雨入りしましたが、まとまった雨も降らず何か梅雨らしくないですね。
関東では水不足が懸念されていますし。
明日は梅雨入りしてから初めて全国的にまとまった雨が降るようですが、
最近は地球温暖化?の影響なのか異常気象で災害をもたらすような大量の雨が
局地的に降ったりするので、それだけが心配です。
恵みの雨となればいいんですが。。。

さて今週末は天気が悪く、出かけることもなく久しぶりに読書に没頭していました。
晴耕雨読あらため晴奔雨読です。
私の場合、鉄馬で自由奔放に奔走かな。
最近なかなか乗れていませんが。。。

そんな訳で書物は「羊と鋼の森」という長編小説です。
これを読んでみたいと思ったのは2016年の本屋大賞で、また直木賞候補作に
挙がっていたことで目に付いたんですが、何より本の腰巻を見て音楽的要素が
色濃かったというのが一番大きいです。
あらすじは主人公の青年がピアノの調律に魅せられて、調律師としてまた人として
成長していく姿を描いた物語になっています。
私も一応キーボードプレイヤーの端くれなので、出てくる言葉一つ一つに執着があって
一気に読んでしまうほど読み応えがありました。
音楽に携わっていない人であってもこれはおすすめな小説だと思います。
作家の宮下奈都さんの哲学的な切り口で描く世界観も面白かったです。
これを見て興味がある方は是非読んでみて下さい。
結末の美しく響かせたい存在について、是非確かめてほしいと思います。


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