2014年12月26日金曜日

スーパーアドベンチャ-



皆さんもうご存知だと思いますが今年開催されたインターモト2014でKTMの新型
アドベンチャーが発表されましたね。
その名もスーパーアドベンチャーというらしいです。
KTMは以前から注目はしていましたが現行の1190アドベンチャーはR1200GSA
に比べて見劣りしていましたが今回の新型は可なり力が入っているようです。
モトクロスの世界では名実ともに素晴らしい成績を収めているメーカーですからモノは確かでしょう。
発売時期は未定ですが来年早々には発売されるのではと思っています。
気になるお値段ですが恐らくGSAに匹敵するのでは?

KTM 1290 SUPER ADVENTURE

KTM大阪北もオープンしたみたいですし、一度試乗してみる価値はありそうです。
今のGSAは車検を通すつもりだけど、コイツの仕上がりによっては・・・

2014年12月6日土曜日

無線を使ったヘッドセットの接続~サード・レビュー~

 
現状の機器構成と接続方法

12/21追記
SMH-20Sについてzumo660とSR10を使って全てBT通信した時のナビ音声案内と
無線機との送受信に関して調査した結果です。
結論から言うとSBJサポートに確認した結果、上記機器構成と接続方法では
SMH-20Sを使ってもナビ音声案内と無線機からの音声を同時に聞く(又は通話)
することは出来ませんでした。

SBJサポートからの回答を纏めると下記の通りです。

・SBJサポート回答1
 zumo660の音声案内中、SR10からの音声が入ると、zumo660からの音声が中断し
 SR10の音声が割り込みます。無線の送信中はナビ音声案内は割り込みません。
 また音楽再生はA2DPというオーディオ再生用Bluetoothプロファイルを用いている
 ので優先度が一番低い為、HFP/HSPからの音声が入っている間は再生できません。
 <以上がSBJサポートからの回答1です>
 この件についてはEVOとの組み合わせと比較した場合、先入り優先になって
 いなくてSR10の優先度が一番高くなっていることです。
 しかし、本当にそうなのか?です。私的にはEVOと同じようになっているのでは?
 と勘ぐっています。その理由は別の回答からの推測です。

・SBJサポート回答2
 SMH-20SのBluetoothモジュールは1つをインターコム用、もう1つをHFP・A2DPに
 分けています。理由はインターコムによる大人数時会話を実現する為、また
 インターコム通話中にもHFP又はA2DPが同時に聞こえてくるようにする為です。
 しかし、HFPとA2DPは同じモジュールで通信する為、同時に接続することは
 できません。
 <以上がSBJサポートからの回答2です>
 この回答からSR10をインターコム用のモジュールにユニバーサルインターコム機能
 を使ってヘッドセットとして繋ぐことが出来ないかと思いました。

・SBJサポート回答3
 ヘッドセット同士(ユニバーサルインターコム機能を除く)のBluetooth通信に関しては
 各社独自の規格とプロファイルを使っています。
 よって他社とのインターコム通信は出来ません。またインターコム用のモジュールは
 セナのヘッドセット専用のプロファイルになっている為、他機器との接続には対応
 していません。
 ユニバーサルインターコム機能はHFPプロファイルを使って他社とのインターコム
 通信を行なう為、電話機能が犠牲になります。
 SR10はHFPに対応しているので、2台目の電話機能で20Sに繋ぐことは可能です。
 上記説明の重複になりますがインターコムとしてSR10を繋ぐことはできません。
 <以上がSBJサポートからの回答3です>
 淡い期待でしたがユニバーサルインターコム機能はもう1つのBluetoothモジュール
 を使うのでzumo660とマルチ接続できても同時に音声を聞くことは出来ません。

以上の通り、冒頭の機器構成と接続方法ではSMH-20Sを使ってもナビ音声案内と
無線機からの音声を同時に聞く(又は通話)することは出来ないという結果になります。

余談になりますが今回SBJサポートと遣り取りして思ったことや分かったことを
下記にまとめます。

1つは非常にレスポンスが良かったことですね。
メールしてから大体翌日には回答してくれます。内容も丁寧でした。
また海外製品ですがアフターサービスも充実してきているようです。

例えば
・SenaBluetoothDeviceManagerの日本語対応
・20Sユーザーガイドの日本語対応
・20Sクイックガイドの日本語対応
・20S音声案内の日本語対応(ボイスコマンドは除外)
・20Sスマートフォン専用アプリ(スマホで20Sの各種設定が可能)
などです。

良い面ばかりではなくクレームも多いようで、筐体の剛性不足やファームウェアのバグ
による不具合も色々とあるようですが、それも対応は進んでいるようです。
私の印象としてはファームウェアのバージョンアップが定期的にあって追加機能も
多いということです。その分バグ修正も多いようですが^^;

最後に要望として下記を伝えておきました。

インターコム通信も魅力的ですがアマチュア無線ユーザーも多いのでSR10の利便性
向上としてインターコム側のBluetoothモジュールにも繋がる様に要望しておきました。
最近はBT機能を搭載した機器が充実して来ているので、やっぱり有線ではなく全て
無線を使った環境でストレスなく使いたいと思うのは当然のことだと思います。
SBJサポートからR&Dチームに今回の遣り取りをお客様の声としてフィードバックさせて
貰うということでした。
是非期待したいものですね。

その後諦めが悪くて色々とネットを探っていると下記のような記事を見つけました。

SMH10 Ver.4.0 マルチポイント接続

これからするとSMH10であればマルチポイント接続によりスマホの通話中にも
バックグラウンドで同時にSR10からの無線通話音声が聞けるとなっています。
だったらスマホの代わりにzumoは繋げられるの?
それがダメだとしてもスマホのナビであれば同時に聞ける?
でもBluetoothモジュールは1つしか搭載していない筈なので胡散臭いな~と勘ぐって
します。何度も問合せするのも気が引けるしな・・・^^;


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12/07追記
下記記事にある「ナビ音声案内と無線機からの受信競合に関して」について対策案を
調べていると試したい製品が1つありました。
ものはコレ↓です。

SMH-20S

SR10に続いて、これまたSENAの製品になります。
最近SENAの勢いを感じるようになってきました。
コレの特徴はBluetoothモジュールを2基搭載していることです。
説明には「音楽、GPSナビ、スマホ電話、インターコム機能これら全ての機能を同時に
またはシームレスに切り替える事が可能になりました」とあります。
詳細については上記リンクを参照して下さい。
その他面白そうな機能としてボイスコマンド機能というのがあります。
Bluetoothのバージョンは 4.0になっていますが一般的に下位互換になっていると思う
ので接続は問題ないと思います。
これが対策案としてダメだったとしてもこれだけの機能があれば試してみる価値アリ
だと思いますが、あとは懐と相談になりますね^^;

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無線を使ったヘッドセットの接続も今では安定しており当初計画していたSR10を
使った各機器との接続は概ねこの構成で落ち着いたと思っていました。
しかし、新たな課題が浮上しており、さてどうしたものかと思案中です。
今回はその辺りを備忘録としてまとめておきます。
今までのレビューは下記リンクを参照して下さい。

過去ログ

前回からの変更点と新たな課題について
1.ナビ音声案内と無線機からの受信競合に関して
  当初zumo660(以下zumoという)のナビ音声案内はA2DPで通信していると
  思っていました。しかし実際はナビ音声案内はHSPを使っていることが分りました。
  SB213.EVO(以下EVOという)の取説では接続プロファイルがA2DPの機器と
  ペアリングする時はAUDIOボタンを使ったペアリング方法が紹介されています。
  当初zumoの音楽再生とナビはA2DPのみ使用すると思っていたのでAUDIOボタン
  を使ってペアリングすればA2DPだけ使っていると思っていました。
  しかし実際にはHSPも必然的に使われるということが最近になって分かりました。
  そうなると当初考えていた計画が崩れることになります。
  私は無線からの受信を最優先するためにzumoとEVOはA2DPだけにして、無線は
  SR10経由でHSPにしておけば、無線が最優先されると見当を付けていました。
  しかし残念ながら今の仕様ではそれは叶わないようです。
  EVOはA2DPよりもHSP又はHFPが優先されますがもしHSP又はHFPの2つが同時に
  競合した場合は先入り優先になります。よってナビ音声案内と無線からの受信は
  同時に聞くことは出来ず、また先に繋がった方が優先されます。
  またその切り替わりは両方とも一旦接続がOFFにならないとEVOは受け付けて
  くれません。この件はたーぼっくさんに指摘されるまで気付きませんでした。
  ナビはソロキャンプの時にしか使っておらず、その時は無線は使っていません。
  またたーぼっくさんとのツーリングでも何時も先導して頂いており、細かい
  ルーティングはしていないのでナビは使っていませんでした。
  そんなことで最近実際に2台の無線機を使ってテストした結果、そうなっていることに
  気付いた次第です。
  これでは市街地を通ったり、ルートが複雑な場合は頻繁にナビ音声が流れてくるので、
  そんな時に無線の入感があると気付きません。
  逆にナビの案内を見逃してしまう可能性があります。
  今のところzumoとEVOをBT接続している限り対策案はありません。
  さてこれはどうしたものか・・・何かいい方法がないかと思案中です。
  

  別件になりますが当初はzumoとEVOはA2DPのみで繋ぐつもりでしたので
  iPhoneはSR10とペアリングしていました。
  しかしそれも今となってはあまり意味が無くなったのでzumoと繋ぐようにしました。
  その結果、新たに分ったことはzumoでiPhoneに登録されている電話帳が見れる
  ことです。
  通信履歴はzumoの取説にも紹介されていますが電話帳まで閲覧できるとは
  知りませんでした。バージョンアップでこの辺りは利便性が向上しているんですね。
  これは非常に便利で誰から電話が掛かって来たのか直ぐに分かりますし、
  また電話帳から電話が掛けられるので非常に便利になっています。
  電話帳のデータが転送できるということはzumoはPBAPのプロファイルにも対応
  しているということなんですね。
  zumoがそんなに色々とプロファイルに対応しているとは知りませんでした。
  

zumoの電話機能画面

2.レーダー探知機の音量バランス見直し
  前回の報告ではオーディオテクニカのボリューム付きヘッドホン延長コードを購入
  してケーブルの間に割り込ませましたが付属のボリューム(可変抵抗値1KΩ)では
  音量を絞ることができず、更に固定抵抗3.9KΩを追加しましたが、それでもまだ
  煩い状況でした。
  そこで今回は固定抵抗を5.6KΩにしてみました。
  可変抵抗と合わせるとトータル6.6KΩになります。
  この状態で各機器とのバランスが取れて丁度いい感じの音量になったと思います。
  結論としては市販のボリューム付きのヘッドホン延長コードでは音量を絞りきれない
  ので、これから計画されている方であれば普通の延長コードを購入して、それを加工
  して固定抵抗を追加されるのがいいかと思います。
  抵抗値は6KΩに近いところで一般によく使われる抵抗値であれば6.8KΩがよろしい
  かと思います。

3.各機器のレイアウトに関する注意点
  稀にSR10のオーディオチャンネル(HFP)が開きっぱなしになることがありました。
  よくあるのはSR10本体にあるPTTスイッチをダブルタップするとオーディオ
  チャンネルを手動で開閉できるので、それが原因で誤って本体のPTTスイッチに
  触れてしまって開きっぱなしになるということが最初の頃はありました。
  しかし、今は気を付けているので、それが原因ではなく悩んでおりました。
  最近になって気付いたのがSR10と無線機のVX-8Dが接近しているとそういう
  状況になりやすいということが分りました。
  無線機からの電磁波によるものか?原因は定かではありませんが今は少し離して
  設置することで、この症状は治まっています。
  

  
以上最近の無線機を使ったヘッドセットの接続に関するサード・レビューになります。
また新たな進展があれば報告したいと思います。