関西発635kmの「大人のためのバイク旅」。
10月14日(日)~15日(月)の二日間で、初秋のふもとっぱらへ行って来ました。
ふもとっぱらは今回で2回目、前回に行ったのは昨年の6月になります。
その時のレポートはコチラ↓
ふもとっぱら2011
ふもとっぱら(続)2011
朝霧高原の広大なフィールドで、あの美しくて雄大な富士山を目の当たりにすると、
日頃感じている蟠りや些細な事が、何とも滑稽に思えてきて、命の洗濯を
されているような、そんな気持ちになります。
特に毎日の生活が不満という訳ではなく、仕事も充実していますし、世間並みに
幸せな家庭も築いてきたと思っています。
ただ、歳を重ねて来ると公私ともに責任ある立場や肩書きが出来て、周りからの
期待やプレッシャーに押し潰されそうな時があります。
家庭や親族のこと、会社の組織や地域の団体活動など、色んな意味で責任ある
立場になってくると自由に使える時間が少なくなったと感じます。
そんな大人達は、この世の中に、ごまんといると思います。
今は時間がないというのではなく、時間を作ろうとしない、そんな大人達にこそ、
もっと遊びを楽しんでほしいというのが大人のための遊びです。
日頃、忙しくしている大人達へ捧ぐ!
刈谷ハイウェイオアシス |
前置きが長くなってしまいましたが、今回は久しぶりに銀馬さんとキャンプに
行って来ました。銀馬さんとは約一年ぶりのキャンプになります。
私も以前はカワサキ党で、限定解除して最初に乗った大型バイクがZZR1100
D5になります。なので銀馬さんの愛機を見る度に懐かしく感じます。
D5が発売されたのが1997年なので、もう彼此15年経つんですね。
通りで年をとってくる訳だわ^^;
当時のカワサキとしては、斬新なデザインで今尚古臭さを感じさせないフォルム
が素晴らしい。
私みたいに浮気せず何時までも頑固で負けず嫌いな変わり者でいて下さい(笑)
浜松SA |
浜松SA 巨大風車の群れ |
浜松SA 一味ちがう大人の味、富山ブラックサイダー |
静岡SA |
さてルートですが、往路は今年の4月に開通した新東名を走って来ました。
走行区間は三ヶ日~新富士です。
トンネルは多いですが照明が明るく、幅員も広いので、あまり苦になりません。
また、東名と比べるとストレートが多く、坂道も少ないので淡々と走れます。
単調な操縦になるので、眠気には要注意です。
浜松と静岡のサービスエリアに立ち寄りましたが、浜松SAでは、
静岡のご当地飲料という珍しいサイダーを販売していました。
中にはディープな趣向もあって、カレーラムネというのもありましたね(;゚Д゚)!
オススメは一味ちがう大人の味「富山ブラックサイダー」のようです。
機会があれば試飲してみて下さい。
本栖湖 新千円札の富士山 |
日本一標高が高いJRの駅 野辺山駅 |
野辺山駅 |
JR最高地点 |
信州そばレストラン JR最高地点隣接 |
帰路は、本栖湖の新千円札の富士山を見た後、八ヶ岳東麓の裾野を走る
R141号を通って、標高1345mにある野辺山駅に寄って来ました。
ここは普通鉄道の駅としては、日本一標高が高い地点に位置するようです。
実際には野辺山駅と清里駅との間がJRの最高標高地点1375mになるそうで
そこに隣接するように信州そばレストランがあります。
こちらもJR最高地点のレストランということで人気があるようです。
そこで軽く食事した後、長坂から中央自動車道に乗って帰るというルートです。
ふもとっぱら 設営後記念撮影 |
ふもとっぱらにチェックインしたのは、14日(日)午後2時頃でした。
当日はトイファクトリーキャンプイベントが開催されていた為、このイベントに
参加しているファミキャンで、殆どのサイトが占領されている状態でした。
仕方なくイベント組が退場するまでの間、テントの設営場所をどこにするか、
あの広大なフィールドをGSでトコトコと偵察して回りました。
過重積載のバイクでフラ付きながらサイトをウロウロしているとファミキャンから
ガン見されます^^;
何せタンクバッグとキャンピングシートバッグに挟まれて窮屈な状態ですから
凸凹した高原を走るとバランスを取るのが辛いです。
これ以上積載するとなると流石にサイドケースの必要性を感じます。
暫くするとイベント組の商用車や、ファミキャンが一斉に退散を始めて
広いフィールドが開放されてきました。
待ち時間があったお陰で、一通りサイトを散策でき、色んな角度から観察できた
のは良かった。
最終的に私たちが選んだサイトは、管理棟から一番近い右サイト手前の平坦な
芝生サイトです。
奥のサイトはどこも草が多くて、微妙に傾斜していたり、あと広大なフィールド
だけに周りに遮ぎる物がないので風があるとちょっと落ち着きません。
その点、右サイト一番手前の芝生サイトは、後方が適度に森に囲まれており
全体的に平坦なサイトで、また綺麗に管理された芝生が気持ちいいです。
そして何と言っても一番の魅力は広大なフィールド全体を見渡すことができる
ロケーションにあります。
人気があるサイトだと思うので、連休などはプライベート感はなくなるのかな?
今回は平日を絡めた宿泊だったので、手前のサイトは私たちだけで貸切の
状態でした。しかし、この広いフィールドには、私たち以外にも6組くらいの
キャンパーが奥のサイトに点在しています。
この広大なフィールド全体を貸切るのは、至難の業かも知れませんね。
ふもとっぱら 朝霧高原と富士山 |
私のバイクでは来る途中に、これ以上積載できなかったので、一旦キャンプ場に
向かいましたが、出来ればキャンプ場に来る途中で食材を調達するのが
上手な時間の使い方です。
ふもとっぱら周辺では2件のスーパー「カゲヤマ」と「マルショウ」が近くにありますが
両方とも個人商店なので日曜定休や閉店時間が早く、品数も少ないようです。
結局、私たちは市街地まで戻ったR139号線沿いにある「よどばしD’S万野原店」
のスーパーまで食材を調達して来ました。
その他、市街地には24時間営業のスーパー「マックスバリュ富士宮宮原店」も
あるようです。
ふもとっぱら 初日は天気がスッキリせず残念 |
食材を調達したら夕食の前に、温泉で一風呂浴びて疲れを癒します。
場所はふもとっぱらからバイクで10分程度のところにある「風の湯」という温泉です。
ふもとっぱらに来るキャンパーの大半はココを利用しています。
富士山の恵のバナジウム天然水を使用した温泉だそうで、体の芯まで温めて
くれます。
ふもとっぱら 焚き火の似合う季節になりました |
夕食は、バーベキュー、ミョウガの味噌和え、きゅうりの浅漬、ハムエッグなど
酒の肴がメインで、焚き火を囲みながらビールで乾杯しました。
やっぱりキャンプをするなら、焚き火の似合うこの季節が一番いいですね。
これから寒くなるに連れて空気が澄んで、更に富士山が月夜に映えてきます。
また、頭上には満点の星空が溢れんばかりに散りばめられています。
そんな至福の一時を、夜が更けるまで、2人大人しく語っておりました。
そうそう、その時2人とも流れ星を見たんですよね!
それも短時間の間に、2人別々のタイミングで見れるなんて珍しいです。
時期的にオリオン座流星群なのでしょうか?
夜明けの富士山 |
朝霧の早朝 |
富士山の朝焼け |
朝霧の朝露 |
朝霧の静寂 |
朝霧とGS |
富士山ご来光 |
朝霧の朝陽 |
日頃、何かと忙しくしている大人達が、敢えて時間を作って自由気ままに旅に出る。
日頃の喧騒から離れ、人生の楽園へと誘う。
そんな非日常的な日常を求めて、大人のためのバイク旅が始まりました。
さあ貴方も、バイクに跨って、旅に出てみませんか!
終