2013年9月28日土曜日

~風のハミング~2013(続)



今年も行って来ました風のハミング!
毎年この季節になると大阪のど真ん中にある都会のオアシス靭公園で野外イベントが
行われています。
このイベントはFMCOCOLO76.5の人気番組の「KANと要のWabi-Sabiナイト」と
「オーディナリー・ナイト」のパーソナリティである根本要(スタレビ)さんと木村KANさん、
そして馬場俊英さんの3人が中心となって2011年から始めた大人のための音楽祭。
今年で3回目の開催になりますが実はこのイベントには前身がありまして
「Utsubo Park Music Forestaurant」っというアコースティックライブが2008年10月
18日(土)にFM802が主催で始めていたんです。その時の出演者は下記の通り。


2008年~Utsubo Park Music Forestaurant~

2008年10月18日(土)「Utsubo Park Music Forestaurant」
出演者(敬称略)
・宮沢和史
・peridots
・真心ブラザーズ
・安藤裕子
・甲斐よしひろ
・秦基博
・森山直太朗

正直言ってこの頃は未だこのイベントの存在さえ知りませんでした。
序盤、中盤、終盤とメジャーどころが控えていますがトリが森山君というのがちょっと意外
ですね。また秦くんが終盤戦を抑えるぐらいの人気を博していたんですね。
知りませんでした^^;
それから暫くブランクがあって3年後の2011年にFMCOCOLOが主催する「風のハミング」
として復活、現在に至っています。
過去の出演者たちは下記の通り。


2011年~風のハミング~

2011年9月17日(土)「靭公園 MUSIC FESTA FM COCOLO ~風のハミング~」
出演者(敬称略)
・根本要(スターダスト・レビュー)
・KAN
・馬場俊英
・宮沢和史(THE BOOM)
・山崎まさよし


2012年~風のハミング~

2012年9月15日(土)「靭公園 MUSIC FESTA FM COCOLO ~風のハミング~」
出演者(敬称略)
・根本要(スターダスト・レビュー)
・KAN
・馬場俊英
・小田和正
・宮沢和史


2013年~風のハミング~

2013年9月14日(土)「靭公園 MUSIC FESTA FM COCOLO ~風のハミング~」
出演者(敬称略)
・根本要(スターダスト・レビュー)
・KAN
・馬場俊英
・佐藤竹善
・鈴木雅之(シークレットゲスト)


今年も大盛況で毎年チケットが完売になる程の人気を博するイベント、その理由は内容も
然る事ながら何と云っても普段コンサートでは味わえない特別なシチュエーションと
アットホームな手作り感がいいのだと思います。

場所は靭公園内にある靭テニスセンターコート特設会場で、
ここは世界スーパージュニアテニスという世界最高峰の選手権が開催されている場所です。
先日デビスカップの入れ替え戦で錦織圭選手と添田豪選手がコロンビア戦で勝利して
2年ぶりにワールドグループに復帰しましたが、そんな日本代表選手の皆んなが
このセンターコートから世界へ羽ばたいています。
テニスプレーヤーにとっては憧れの聖地であり世界への登竜門的な場所ですね。
そんな所でライブなんかすんなよ!っていう声が聞えて来そうですが当にその通りです^^;
しかしミュージシャンがテニスコートで歌うという、このミスマッチなシチュエーションが
新鮮な印象を与えて、このイベントの特徴にもなっているんです。
センターコートのド真ん中に設けられた円形のステージ、それを囲むように360度の
すり鉢状になった観客席、そこからの眺めは特別で、周りを見渡せば高層ビルやマンション
が立ち並んでいるのが見えます。
昨年の小田さんが登場した時には、マンションからのオーディエンスに対して手を振るシーン
もありました^^;
ステージから観客席までの距離もそう遠くないのでミュージシャンと一緒にコラボレーション
しているような一体感があって会場にいる皆が連帯感を持ってこのイベントを楽しんでいる
ようです。
スタレビの要さんも言っていましたが、どこを見ても観客に囲まれているという
普段コンサートでは味わえない緊張がこのイベントの醍醐味なんだと仰っていました。
全くその通りで出演者にとってもここは特別な場所なんですね。
それに夕方になるとこの靭公園には何とも言えない心地よいそよ風が吹くんです。
毎年土砂降りでこんなに清々しい靭を経験したことがなかったので初めて知りました^^;
「風のハミング」とはよく言ったもので上手く表現したなとつくづく関心します。

その他、アットホームな手作り感というのは、型にはまった事務的な遣り取りがなく
出演者が自らこのイベントを作り上げようと終始動き回っています。
例えば開演前の場内アナウンスさえも出演者自らが行います。
開演中の注意事項や緊急時の避難方法など不慣れなアナウンスに会場が和みます。
ステージなんかは昔のラブホテルのベッドみたい^^;にクルクル回るんですが
それも出演者自らステージを降りて、手でステージを押して回すんです。
どんな席からも会場の皆んなが正面にステージを見れるようにという粋な演出です。
なんか8時だよ!全員集合の動く舞台セットみたいで面白でしょう!。
内容も趣向を凝らしてコラボステージでしか味わえない遣り取りが繰り広げられます。
このイベントの仕掛け人である要さんとKANさん、そして馬場さんのゆる~いトークの
掛け合いから始り、ミュージシャンならではの音楽コントやモノマネを交えつつ、
実力派アーティスト達による見事なコーラスやハーモニもあったりとそんなアットホームな
雰囲気がこの会場を見事に1つにしていました。






そして靭公園北側に位置する京町堀界隈のカフェやレストラン、ショップなど地域の人たちが、
このイベントをタイアップしてくれているのも特筆ものです。
センターコート特設会場の地下1階にはバンケット会場が設けられていて和洋食のお店が
8軒ほど出店されています。
基本テイクアウトスタイルで会場への持ち込み可で開演中もチケット半券提示で入退場が
自由です。
好きなビールやワインを飲みながら鑑賞するのも良し、お腹が空いたらカレーを食いながら
音楽を楽しむのも良し、はたまた音楽をメインに只管聞き入るのも良し、平たく言えば
このイベントは庶民的な野外ビルボードライブといったところでしょうか?
また靭公園を取り囲むようにビジネス街の高層ビルやマンションが立ち並んでいるので、
音が外に漏れると苦情があるように思うのですが、その辺りも地域住民からの許可を得て、
このイベントが成立しているそうです。
またこの会場に集まっている観客の殆どがオーバー45以上のシニア世代です。
どちらかというとTVよりもラジオが好きな世代で音楽をこよなく愛する者ばかり、
アコースティックライブに目が無く、頑固で負けず嫌いな変わり者、あっこれは私です^^;
適度に大人しく、適度にノリもいい、選曲された曲の反応も良く、出演しているミュージシャン
にとっても歌っていて気持ちがいいという様子がこちら側にも伝わって来ます。
こんな風にこの靭に集まっている皆がこのイベントを楽しもうという手作り感とアットホームな
遣り取りが心地よくて皆さん来られているのだと思います。

午後2時から始まって、終わってみれば夜7時20分を廻り約5時間以上の長丁場ですが、
それを感じさせない居心地の良さがこのイベントの醍醐味だと思います。

このイベントの詳しい模様は下記URLを参照して下さい。

FMCOCOLOのおすすめトピックス

ビルボードジャパン デイリーニュース

OKMusic イベントニュース

以下特記事項です。

木村KANさんがこのイベントの為に作ったというオリジナルソング「靭のハミング」が
本邦初公開されました。
この曲は3人の特徴を活かして、このイベントの様子を上手く起承転結で歌い上げています。
初回限定のDVDにはレコーディングのドキュメンタリーが収録されているのですが
その様子が面白くて捧腹絶倒しました^^

今年は何時もとは違うシークレットゲストという形で鈴木雅之さんが登場しました。
毎年スペシャルゲストは2組なのに今年は佐藤竹善さんだけしか公表していなかったので
何かあるとは思っていましたが期待通りの演出に会場は大興奮でした。
今年はそれだけでなくFMCOCOLOの人気パーソナリティーであるヒロTさんも登場しました。
お二人の登場はこんな感じ↓
イベント中盤でレギュラー3人による命懸けのコラボを披露、曲はギルバート・オサリバンの
代表曲「アローンアゲイン」です。
実はこの曲、毎年この曲を歌うと暗雲が立ち込めてゲリラ豪雨を呼ぶというこのイベントでは
はいわくつきの曲なんです。
しかし今年は嫌味なくらい晴れて、レギュラー3人を含め会場の皆さんも折角雨合羽を
持ってきたのにちょっと物足りない様子、そこへ本日の最初のサプライズ、ヒロTさんの
登場です。
ヒロTさんの番組「HIRO T’S AMUSIC MORNING」では、このイベントの先行予約を
いち早く開始して、アリーナ席や特設スタンドの殆どを提供しているという、このイベントへの
貢献をアピールしていました。
ヒロTさんが登場すると会場から盛大な拍手と歓声が上がる程の人気ぶりです。
今年の春からFM802からFMCOCOLOに移って来られましたが流石長年ラジオを続けて
来られたキャリアと実績だけあって大御所DJとしての貫禄を放っていましたね。
しかし、若い三人衆に対して諸先輩方と低姿勢で振舞われていたのがヒロTさんの人柄が
伺える一面を垣間見ることが出来ました。
そんなヒロTさんから、お題を出されて3人はアカペラをやることに!
ならばシャネルズのランナウェイをやろうと木村KANが提案。
そんな流れで3人はアカペラを始めます。

ホールド・ミー・タイト
ホールド・ミー・タイト
マイ・リトル・ガール

しかし「ガール」の発音がどうも上手くいかない木村KANさん、何度か繰り返すも上手く
いかない3人の遣り取りに「話は聞かせてもらったよ!」と天の声が・・・そして登場してきたのが
鈴木雅之さんに扮するサングラスを掛けた佐藤竹善さんの登場です。
ここで会場が一気に盛り上がります。
そして仕切り直して再度4人でアカペラを始めます。
ところがあの圧倒的な歌唱力をもつ竹善さんさえも「ガール」の部分の発音で躓く。。。
そんなゆるーい遣り取りが何度も続けば誰も期待しないわけにはいかなくなってくる。
そうこうしている内に、また場内に「話は聞かせてもらったよ!」という天の声、
遂に本人の登場です!
言うまでもなく、本日最高の盛り上がりを魅せました。
これが今回のシークレットゲストの演出です。

さあ、ここまで話せば皆さんはお気づきですよね。
このコントにはオチがあって、実は4人がトライしていたアカペラはランナウェイの曲ではなく、
街角トワイライトの冒頭のアカペラ部分なんです。
鈴木さんにコレをつっこまれた4人は愕然、竹善さんは吉本新喜劇顔負けのズッコケで
倒れていました^^;
このミュージシャンならではの音楽コントが毎年行われています。
昨年は、ビートルズのツイスト・アンド・シャウトで要さんが大ボケするという内容だった。
この曲はジョンが無名時代から愛唱していた曲で、ステージでは必ずといっていいほど
演奏されていた曲です。
そんな曲を音楽コントに選曲するとは要さんも粋なことをやりますね。
内容はサビの繰り返し部分が多い為、歌詞を間違えないようにと要さんが譜面台に楽譜を
丁寧にセッティングします。
ところがシャウティングしている部分で風に吹かれて楽譜が飛んでいくという設定。
要さんは動揺して、途中から日本語で歌いだすという始末、それも歌詞が滅茶苦茶で
「全然分からな~い」と連呼します^^;
ところがそれがまたサビの「Well, shake it up, baby, now Twist and shout」のメロデーに
見事に填って、会場は大爆笑の渦に引き込まれます。
実はこれ、要さんが仕組んだ音楽コントなんですね。
これを見た小田さんが楽屋で「あれ本当に飛んだのか?」と要さんに質問されたそうです。
要さんは「実はあれ僕が自分で楽譜を糸で引っ張ったんです」と答えたそうです^^;
すると小田さんが「今度お前らとやる時は気を付けないとな!」と釘を刺されたそうです。
もっと真面目にやれよ!っていう忠告なんですかね(笑)。
面白いエピソードでしょう^^

毎年こんな爆笑コントを交えながらアットホームな遣り取りもあって、このイベントを楽しみに
しているリスナーがどんどん増えています。
私もその内の一人で、今年は奥さんと兄貴夫婦の4人で参加しましたが予想以上に高好評
でした。来年も誘ってねっと既に先行予約が入っています^^;
来年はどんなサプライズがあるのか?今からもう楽しみにしています。
今度は特設スタンド以上のチケットが取れるようにチケット争奪戦頑張るぞ!

このライブの模様は今夜9月28日(土)の下記FMCOCOLOの番組でオンエアーされます。

9月28日(土)「KANと要のWabi-Sabiナイト」(18:00-19:00)
9月28日(土)「オーディナリー・ナイト」(19:00-20:00)



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