2017年2月12日日曜日

晴奔雨読



皆さん、こんばんは。
そしてお久しぶりです。
ここ最近寒い日が続いておりますね。
今日もお昼までは天気が良かったんですが夕方から雪がチラついて寒い1日でした。
明日も天気予報では曇り一時雪になるとか。。。
こんな時は読書でもと今日は近くの書店に行って来ました。
そして買って来たのは第156回直木賞を受賞した恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です

以前に宮下奈都さんの「羊と鋼の森」という作品を読んだ時もそうですが、
今回これ読みでみたいと思った決め手は、やっぱり音楽的要素が
色濃かったこと、特にピアノに魅せられた者にとっては気になる作品だと思います。

「羊と鋼の森」ではピアノの調律に魅せられた青年が調律師として、また人として
成長していく姿を描いた物語。
そして今回の「蜜蜂と遠雷」はピアノコンクールの戦いに挑む4人のソリストたちの
才能と運命を描いた青春群像劇

物語の舞台のモデルとなったのは3年に一度開催される高松国際ピアノコンクール
(誤)浜松国際ピアノコンクール(正)だそうです。←訂正
そこに4回通い詰めて構想12年、取材11年、執筆は7年掛かったそうです。
それだけあってコンテスタントの苦悩や緊張感、心情、臨場感がヒシヒシと
伝わって来て読み手の私まで手に汗握るほどドキドキしてしまいました。
第一次予選まで読み進めましたがVICTORYとDUSTそして栄断と生活者の音楽の
競争に早くものめり込んでいます。
栄断の復活、そして再会のシーンでは涙腺が緩みっぱなしです。
この小説を読んで私も将来を嘱望されるピアニストの生の演奏を実際に
聴いてみたいと思いました。

さて最後に優勝するのは誰なのか?
そこには素晴らしい感動が待っているのでしょうね。

追記)

物語の舞台になっている芳ヶ江国際ピアノコンクール課題曲のプレイリストを
まとめているサイトがありました↓

「蜜蜂と遠雷」プレイリスト

コンテスタントが演奏する楽曲を聴きながら、その曲の解説を読んでみるのも
面白いと思います。
ネタバレ(本選までの結果が分かってしまいます)になりますので、ご注意を。
因みに本選の審査結果は、私が望んでいた結果にはなりませんでしたが、
これについては他の読者の皆さんはどう感じているのか聞いてみたいところです。