2017年1月3日火曜日

憧れのCP4 STAGE



遂に買ってしまいました。
憧れのステージピアノCP4 STAGEです。

CP4 STAGE

昨年暮れにレンタルスタジオで弾いたグランドピアノのウェイテッド鍵盤の弾き心地が
忘れられず遂に買ってしまいました。
今更説明は不要だと思いますが、これの凄いところはステージピアノで初めて
木製象牙調のウェイテッド鍵盤を採用したところです。
グランドピアノと同様にハンマーを採用したバネを使わないNW-GHという種類の鍵盤
になっています。
このハンマーの重みによって弾いた時の手ごたえや指を離したときの自然な鍵盤の
戻りがピアノ本来のハンマーアクションを忠実に再現してくれています。
なのでアコースティックピアノに凄く近い感覚で弾けるということになります。
それだけではなくてピアノの音色のリアリティにも徹底してこだわっています。
現行モデルのヤマハの頂点に君臨するフルコンサートグランドピアノのフラッグシップ
モデルCFXの音源や今は生産中止になったコンサートグランドの最高峰CFIIISの音源
まで備えています。
その他にもデジタルシンセサイザーの歴史を刻んだと云われている往年の名機DX7の
FM音源も備えています。
兎に角、これがあれば出せない音は無いんじゃないかと思わせるほどです。
これだけのクオリティを持ちながら価格設定が20万弱という、
アップルのMacBook Pro(15インチ)よりも安くて、このコストパフォーマンスとヤマハ
の技術力に脱帽です。
デザインに関しても高級感のある洗練されたフォルムがお気に入りで、
操作性についてもゴチャゴチャしてなくて直感的に操作性できるように機能を厳選して
いるところも好印象です。
この価格設定にして今のところ非の打ち所がなく、鍵盤楽器としての魅力をメーカーが
上手に1つのパッケージにまとめ上げた名機だと思います。

ステージピアノというカテゴリになっていますが私のように趣味として嗜む程度ですが、
それでも本格的なピアノも楽しみたいが金銭的にも場所的にも余裕がない、
且つ家族やご近所に音が洩れて気を使うのも嫌だ、
という人にはベストな選択だと思います。




さてレビューについてはネットをググれば幾らでも情報は出てくるので、本体の説明は
これぐらいにして次は周辺機器についてです。
現在所有の3オクターブのミニ鍵と5オクターブの電子ピアノを弾く時は何時も
スタジオモニターヘッドホンを使っていました。
このヘッドホンはコード付きなので、それが煩わしいと常々感じていました。
なので今回は是非ワイヤレスの環境にしたいと思い、色々調べているとヤマハから
こんな便利な物がありました。
それはBluetoothで楽器とiOSデバイスを接続するワイヤレスMIDIアダプターです。




製品名はMD-BT01といいます。

MD-BT01

これの凄いところはMIDI機器であればヤマハ以外の製品でも殆どBluetooth化できる
という画期的なアイテムです。
これを楽器本体のMIDI端子に接続したらアプリを立ち上げてBluetooth MIDIをONに
するだけでワイヤレスMIDI接続ができてしまいます。
これも5000円代で実現できる訳ですからこのコストパフォーマンスも素晴らしいです。
因みにうちにある古い大昔のカシオの電子ピアノでも繋がりました。




どうやってiOSに接続するのかですが、これも非常に簡単です。
私はiOSではお馴染みの人気音楽制作アプリGarageBandを使って接続しました。
GarageBandはApple純正のDAWでMacに標準搭載されているくらいなので名前くらい
聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。
GarageBandでなくてもBLE-MIDI接続機能を持ったアプリであれば問題ないと思います。
GarageBandなどBLE-MIDI接続機能を持ったアプリを起動して、BLE-MIDIの
接続リストからMD-BT01をタップするだけです。
これだけで音楽制作から簡単な演奏までその瞬間から楽しめます。




その他MD-BT01専用のユーティリティアプリもあります。
これでMD-BT01本体のファームウェアを最新のものにアップデートすることができます。






あとはヘッドホンですが、BeatsのWirelessヘッドフォンSolo3を買ったんですが
これが失敗でした。
失敗というのは性能がどうのこうのとか言う意味じゃなくて、基本的なことで
ワイヤレスのヘッドフォンを使用する場合、特にBluetoothは通信速度に遅延がある
ので鍵盤を弾いたタイミングから音が遅れて聴こえるので演奏を聴くには向かない
ということです。
ちゃんと下調べしておけばこんな高い買い物にはならなかったんですが、
後の祭りですね。
しかし、あのコードの煩わしさから何とか開放されたい思いで調べていると
音源とのタイムラグがない2.4GHzデジタルワイヤレス方式のヘッドホンというのが
ありました。
私が購入した物はオーディオテクニカのATH-DWL500という
デジタルワイヤレスヘッドホンです。

ATH-DWL500

使い方は充電器兼トランスミッターに付属の接続コードを使ってiPad Proのイヤホン
端子に繋ぐだけです。後はトランスミッターから30m以内であればワイヤレスで
ヘッドホンを使うことができます。
WiFiやBluetoothと同じ周波数帯を使っていますが今のところ干渉はありません。
気になる性能ですがVGPを受賞しているぐらいですから今のところ全く不満は
感じていません。
充電時間約6時間で約10時間の連続使用が可能です。
因みにBluetoothはバージョンが高いほど通信速度が速くなっていますが基本遅延が
あると思っていいでしょう。
MD-BT01もBluetoothですがMIDIデータは実際の音ではなく音楽の演奏情報だけ
なのでデータサイズはオーディオデータの実際の音の波形をデジタル化したものと
比べて非常に小さいので通信速度が速いんでしょうね。
実際iPad Pro 9.7インチモデルとBluetooth通信していますがiPad Proのスピーカー
では全く遅延など発生していません。

ちょっと遠回りになってしまいましたがこの組み合わせで演奏に全く影響することなく
何とかこれで念願のワイヤレスの環境が整いました。

余談になりますがiPad Proは4スピーカーオーディオなので結構いい音がしてました。
またMacやiPadにはDAWのソフトが豊富なので、その辺りもこれから色々と勉強して
いきたと思います。

折角なので動画も撮ってみました。
ピアノの腕前は今ひとつですが、憧れの名機CP4 STAGEを弾ける喜びを噛み締め
ながら弾いております。





今年はこんな感じでDTMを楽しみたいと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿