2013年7月7日日曜日

VAN HALEN WORLD TOUR IN OSAKA 2013(続)


6月24日(月)会社が終わってからヴァンヘイレンの大阪公演初日に行って来ました。
先に報告した通り本当なら昨年11月20日(火)に公演される筈でしたが、エディが
大腸憩室炎で緊急手術をすることになり公演が延期になっていました。


大阪中央体育館は今回が初めてなので、中に入ってあまりの広さにビックリしました。
こちらは2階席ステージ正面からの眺めです。


私の席はスタンド席のBエリア後方なので3階席にあたります。
座席はコンピューターによる完全抽選方式ということですが、これだけ広いと同じお金を
払っていても席の善し悪しは雲泥の開きがあります。

今回は初期フロントマンであるデイヴィッド・リー・ロスが復帰しての来日になります。
デイヴがメンバーとして最後に来日したのは79年なので実に34年振りになります。
しかしフルオリジナルメンバーではなくベースはエディの息子であるウルフギャングが担当
しています。
元ベースのマイケル・アンソニーの高音の効いたコーラスも初期楽曲の特徴だったので
完全復活とはいきませんでしたが息子のウルフギャングも違和感なくメンバーに溶け込ん
でいて父親のエディと楽しくセッションしている様子が微笑ましかったです。
流石にソロまではやらせて貰えなかったようですが。
昨年夏にワールドツアーを突然30ヶ所キャンセルした件に関して、復活したデイヴの
出来が悪いという噂がたっていたようですが、今回の日本ツアーを見る限りでは調子は
良かったと思います。
確かにダイヤモンドデイヴと呼ばれていた時代と比べると声域が無くなっており、勢いが
衰えているのは手に取るように分かりますが、それ以上に彼のファンに対するサービス
精神は昔と全く変わっておらず、そんな直向きな姿勢がひしひしと伝わってくる演出が
嬉しかったです。変な日本語と大阪弁でボケてみたり、日本刀を使って侍を意識した
立ち回りや自ら扮する殺し屋の外人任侠伝のショートムービーの上映、デビューアルバム
からはアイスクリームマンをアコギ一本で歌ったりと見所満載でした。
兄貴のアレックスに関しては、全く衰えを感じませんでしたね。
ヴァンヘイレンは個性豊かな二人が目立っていますがアレックスのドラムも特徴があります。
彼のドタバタと連打するツーバスのドラムフレーズやキレの良いクラッシュミュート、
そして何と言ってもヴァンヘイレンの軽快なリズムを生み出しているのはスネアドラムの
カラッとした抜けの良い音でしょう。
このスネアがないとヴァンヘイレンの持ち味が無くなってしまいます。
エディに関しては私から説明するまでも無く、ハードロックを聴いたことがある人なら、
誰もが知っている程の天才ギターリストです。
彼はプロデューサーとしての才能もあって有名な話では1984年に全米1位に輝いた
マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」で、その中の「今夜はビート・イット」でエディが
セッションで参加しています。皮肉にも同じ年にリリースしたアルバム「1984」が過去最高の
全米2位に留まってしまったんです。
興味がない人でもそのアルバムの中の「JUMP」ぐらいは聴いたことがあると思います。
「今夜はビート・イット」のあのキレの良いリフとバッキング、独創的なソロパートに関しては、
ポップスを聴く人なら誰もが一度は耳にしていると思います。
あのリフとバッキングはTOTOのスティーヴ・ルカサーが担当、エディはソロパートのみを
演奏しています。
彼はそれをノーギャラでセンションしているのです。もし数%でもセッション代を貰っていれば
巨額の利益があったでしょうね。
しかし、彼はそれが目的ではなくマイケルとセッションすることでプロデューサーとしての知識
を得ることが目的だったんですね。
結果それが功を奏して全世界にヴァンヘイレンを知らしめる結果となり以降リリースされた
アルバムが連続で全米1位を獲得するまでのビッグバンドに伸し上がりました。
彼はギターリストとしてだけでなくプロデューサとしての才能も凄かったというお話です。

Van Halen@Osaka 2013(Eddie Guitar Solo)

お馴染みエディーヴァンヘイレンのギターソロ、暗闇の爆撃、大聖堂です。
映像が小さくて本人なのか分かりませんが間違いなくエディー本人です^^;
やっぱり生で聴くと臨場感があってエディのギターテクニックは最高でした・・・感動もの。
ソロに続いてファーストアルバムの「叶わぬ賭け」に続きますがこれがまたカッチョええこと!
そしてアンコールの「JUMP」へと続き最高の盛り上がりで約2時間のエンターテインメントが
全て終了しました。


ウルフギャングを除き、他メンバーは58歳以上のオッサンですが、まだまだパワフルで何か
ヴァンヘイレンから元気を貰ったような気がします。
明日からまた頑張ろうと思えた素晴いいライブでした。
最後にツアーパンフレットからメンバー全員の日本ファンに向けたメッセージがありましたので
それで締め括りたいと思います。

・ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン
 日本でプレイするのは最高でした。
 とても光栄で、ファンは最高でした!
 また次の機会を本当に楽しみにしています!
 >公演前から感想書いとるがな~??

・アレックス・ヴァン・ヘイレン
 音楽について文章を書くのは建築学を踊るようなものだ。
 >兄貴~補足してくれ~??

・デイヴィッド・リー・ロス
 虎穴に入らずんば虎子を得ず
 >座右の銘ですか~その真意は??

・エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレン
 日本の皆さまのために 再びプレイできるのは光栄であり楽しみです。
 あなた達は間違いなく世界でもっとも 大好きはファンの一人です。
 私達と同じくらいショーを楽しめたらと思います。
 また会えるのを楽しみにしています。
 >エディだけが真面なコメントでした^^;
   病み明けでシンドかったと思いますが、これからはご自愛下さい。
   そして再び私達の前に元気な姿を観せて下さい。
   日本公演本当にお疲れ様でした。ありがとう

当日のセットリスト
  1. Unchained
  2. Runnin' With The Devil
  3. She's The Woman
  4. Romeo Delight
  5. Tattoo
  6. Everybody Wants Some!!
  7. Somebody Get Me A Doctor
  8. China Town
  9. Jamie's Cryin'
  10. Hear About It Later
  11. Pretty Woman
  12. You Really Got Me
  13. The Trouble With Never
  14. Dance The Night Away
  15. I'll Wait
  16. And The Cradle Will Rock…
  17. Hot For Teacher
  18. Women In Love…
  19. Atomic Punk
  20. Mean Street
  21. Beautiful Girls
  22. Ice Cream Man
  23. Panama
  24. Ain't Talkin' 'Bout Love
  25. Jump


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