2011年11月13日日曜日

内山牧場キャンプ(続)



以前から行ってみたいと思っていた内山牧場キャンプ場、ライダーの聖地とまで
言われているキャンプ場ですが、本州にそんなところがあるのかという想いもあり、
以前から常々行ってみたいと思っておりました。
10月にはソロキャンに行くつもりだったし、それに今年の営業も10月一杯まで
となっていたので、特に迷うことなく行き先は決定しました。
今回は週末に有休が取れたので、平日の金曜日と土曜日の休日を使って行って
来ました。
初日はETC休日特別割引が利かないので懐は痛いですが、平日のキャンプ場を
貸し切る勢いで行って来ました。
ルートはざっと(下記)こんな感じで、八ヶ岳、富士山の眺望を堪能しつつ、
ソロキャンプを満喫してきました。その辺りをツラツラ~とレポします。

(往路)
 西名阪自動車道(針テラス)-東名阪自動車道-名古屋高速11号小牧線-
 東名自動車道―中央自動車道-長野自動車道-岡谷IC-国道20号-
 国道142号-国道254号
 
(帰路)
 国道254号-国道141号-須玉IC-中央自動車道-甲府南IC-
 国道358号-国道139号-県道75号-県道71号-国道139号-
 西富士道路-富士IC-東名高速道路―伊勢湾岸自動車道-東名阪自動車道-
 西名阪自動車道(針テラス)

初日はAM8:00に出発、途中恵那峡SAで昼食を摂り、
長野県立科町の国道142号線にあるスーパーで夕食の食材の買い出しをした位で、
殆ど寄り道せず現地に直行しました。
それでも山荘あらふねに到着したのは15時をまわっていましたね。
往路約400キロ強の走行で、平均速度57kmです。




キャンプ場へは、国道254号から脇道に入った峠道を一気に登っていきます。
私は、佐久方面から走ってきたのですが、案内用の標識を見落としてしまい、
その先の険しい峠道を登ってしまったみたいです。
この先にキャンプ場が本当にあるのか?と思わせるような荒れ果てた峠道で、
少々不安になったぐらいです。標識は確り確認して、曲がりましょう!(笑
この峠道では通行止めが何箇所かあり、2回ほど迂回させられましたが、
その途中に日本で最初の洋式牧場といわれる神津牧場がありました。
更に峠道をクネクネと登っていくと山荘あらふねに到着です。
入場手続きは山荘あらふねで受付しており、バイクは1050円で入場できます。
序に、薪一束400円も購入します。
しかし、今年は薪がよく売れたみたいでもう無いとのことorz
この季節、焚き火が出来ないのは痛恨事、どうしようかと思案していると
管理人のオジサンが倉庫から適当に空き箱や看板の端切れを集めてくれました。
それも無料で、これには感謝しました。
その他、200円で毛布も借りれるので、寒がりの方は、利用すれば快適な
キャンプを過せるでしょう。




私がお伺いした時は、老夫婦らしきオジサンとオバサン、あと息子さんらしき
若旦那の三人で接客しておりました。
接客と言っても当日は宿泊客も無くキャンプ場も私1人だけの様子、平日とは言え、
この施設全体でお客さんが私一人だけというのは、
ちょっと寂しいかも知れませんね(汗
他にお客がいないので、山荘も夕方5時半には閉めるとのこと、それまでだったら
お風呂に入れて貰えるということなので、早速キャンプの準備に掛かりました。
山荘あらふねで入場手続きを済ませたあと、手前にあるレストハウスの脇道から
キャンプ場へと向かいます。
キャンプ場へは、轍が酷い砂利道が数百メーターほど続きます。
結構大きな石も転がっているので、要注意です。
場内はもともと牧場だったということで、フカフカとした気持ちの良い芝生が
広がっています。
車両の乗り入れが可能なフリーサイトですが、殆どが傾斜しているので、
平らなところを探すのが結構難しいです。
先ずキャンプ場の入口左手には、コインシャワーやトイレ、炊事場があります。
その前は比較的平坦なサイトになっており、管理人さんからも勧められたサイト
になります。
トイレや炊事場が目の前にあり便利なのですが、見晴らしはイマイチです。




そこから更に100mほど砂利道を登った所の中腹に、2つ目の炊事場があります。
この辺りも比較的平坦なサイトになっています。
見晴らしもまずまずといったところです。そして更に100mほど登ったところが、
このキャンプ場の一番高台で、比較的平坦なサイトもあります。
この近くには炊事場やトイレはありませんが、ここからの眺めが一番よかったですね。
位置的には山荘あらふねが運営しているホームページで、ソロキャンパーが荒船山を
眺めている風景がありますが、そのサイトから砂利道を挟んだ反対側になります。
今回は、この一番高台にある見晴らしの良いサイトにテントを張ることにしました。
但し、当日は天気も良く、風も殆ど無かったので問題ありませんでしたが、
見晴らしが良い分、周りに何も無いので風がある日は中腹にあるサイトの方を
お薦めします。風があるとおちおち焚き火も出来ませんからね。





眺望に関しては、噂通りの壮大なパノラマが開けており、
まるで天空を浮遊する浮き島にいるような感覚で、この開放感を求めて
沢山のライダーが集まって来るのでしょうね。
目の前には、あの鯨のような形をした荒船山がドンっと居座っており、
遠くには八ヶ岳を一望することが出来きます。
こんな見晴らしの良いロケーションにあるキャンプ場は、
そうそう見当たらないでしょうね。
遠くから遠征してきた甲斐があったというものです。
余談ですが、荒船山という名前の由来は平坦な頂上部と切り立った崖のある山容が、
荒波を割って進む船を思わせることから、その名が付けられたそうですが、
私はどちらかというと、鯨の方が似合っているように思います。
あの後ろにある山が背鰭に見えて仕方ありません。




その他、ちょっと気になったのがフリーサイトを囲むようにマレットゴルフコースや
トレーニングコースがありロープで仕切られていることです。
その他にコスモス園もあるので、シーズン中は、他施設の利用客と重なると
プライベート感が無くなるかも知れませんね。
あとゴミは全て持ち帰りになっています。
レストハウスにある自動販売機にさえ、空き缶入れが設置されてなかったような。




お風呂に関しては、山荘あらふねにある入浴施設が利用できるので、
大変ありがたいです。
但し、サイトから歩いて行くにはちょっと遠いので、バイクでの移動になります。
温泉が入りたいというのであれば、キャンプ場からバイクで20分ほど走った所の
国道254号線沿いにある「荒船の湯」という町営温泉が夜8時までやっているので、
こちらを利用するのもありかと思います。
私は暗くなってから、あの峠道を走るのが嫌だったので止めました。




あと山荘あらふねでは、生鮮品や食材は全く販売しておりませんので、
食材は事前に調達しておく必要があります。
佐久方面から来るのであれば、国道254号線沿いで調達するか、
ちょっと手前になりますが、私は国道142号線沿いにある「ツルヤ立科店」とい
スーパーで夕食の食材を調達しました。結構大きなスーパーなので、食材や飲料水、
酒類など大体揃っています。





さて、話を元に戻しますが、本日のキャンプ場は貸し切りだと思いきや、
何と私以外にも2組のキャンパーがやって来ました。1組は私と同じくソロ、
そしてもう一組は年恰好からして夫婦のタンデムキャンパーのようです。
まさかクローズ直前のこの季節に、それも平日に重なるとは思ってもいませんでした。
流離いのキャンパー・・・恐るべき。
彼らは、中腹のサイトに砂利道を挟んだ形でテントを設営しておりました。




このキャンプ場、晴れていれば最高のロケーションだと思います。
景色は抜群だし、それにこの開放感は別格ですね。





遠くに視線をおき、峰々の大海原と天空を眺めていると、
大自然が織り成す幻想的なドラマが始まります。




刻々と変化していくその様子は、大自然の息吹さえ感じます。
そして、それは生命ある礎にも感じます。




このキャンプ場は、そんな非日常的な日常を約束してくれるでしょう。
是非貴方もこの場に身を置いて、思う存分黄昏れてみてください。
男は黙ってソロキャンプ・・・なんてね!




さあ、貴方もバイクに跨って、一人旅に出てみませんか!


北海道を彷彿させる真っ直ぐに続く国道141号線
少し脇道に逸れてみた


広大な田園地帯から見た八ヶ岳
 
国道358号線
精進湖から見た富士山の眺望

国道139号線
朝霧高原から見た富士山の眺望


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