2014年6月19日木曜日

無線を使ったヘッドセットの接続~セカンドレビュー~



前回の報告から期間が空いてしまいましたがファーストレビューで挙げていた課題と
その後についての報告です。

前回の課題
①スピーカーの取付方法の見直し
②レーダー探知機のモード設定の見直し
③各機器の音量バランスの見直し
④無線機の取付方法の見直し

各項目のその後
①スピーカーの取付方法の見直し
  
 現在使用しているヘルメットはBMW純正エンデューロヘルメットです。
 スピーカーはチークパッドのカバーを剥がして、その内側に挿入しています。
 この場合、耳全体をスピーカーが圧迫しているので長時間ヘルメットを
 被っていると痛くなるという問題とヘルメットの脱着や走行中の振動でズレてくる
 という問題がありました。
 この対策としてサインハウスからオプションで発売されているビーコムヘルメット
 スピーカーNEO(ミニUSBストレートタイプ)を購入しました。

 
 B+COMバイクヘルメット用スピーカーNEO

 特徴としては
 ・スピーカーがコンパクトである。
  この効果が私的には一番嬉しかった。
  SB213.EVOの標準スピーカーの外形はΦ50mm(厚み8mm)で、これに
  対してNEOの外形はΦ40mm(厚み11mm)とコンパクトで
  厚みは3mm厚くなっていますが、それよりも外形が小さくなったことで、
  耳全体がスピーカーで圧迫されることが無くなりました。
  この効果は大きいです!

左がNEO

  新しいスピーカーを挿入する際は、チークパッドカバーの内側にあるスポンジ
  
  を取り除いてからスピーカーを挿入しています。今まではこのスポンジは残した
  ままでしたがちょうど耳の位置に当たるので、少しでも耳への負担を
  無くすようにしました。
  このスポンジの意図はハッキリ分かりませんが、恐らくチークパッドと耳の
  クリアランスを無くす為か? その真意は不明です。




  またNEOはチークパッド側にあたる本体部分にマジックテープが貼ってあるので
  位置ズレ対策が施されています。その分挿入もし難いですが・・・。
  



  

 2つ目の特徴として
 ・標準仕様よりも高音質である
  
  NEOのミニUSBストレートタイプはSB213.EVO専用のチューニングが
  施されているみたいで、標準のスピーカーのインピーダンスが8Ωに対して
  NEOはその倍の16Ωで高音質になっているそうです。
 
  私的にはサイズがコンパクトになった効果と比べると音質的については
  意識して聞かないと分からないレベルでした。

 項目①の結果としては、NEOにすることでヘルメットの脱着や振動による位置ズレ
 がなくなり、長時間のツーリングでも常に安定して聞き取り易くなりました。
 音質については劇的に良くなったということはありませんが確かに音質は良くなった
 と思います。
 しかしそれがコンパクトになったことで耳にジャストフィットするようになって
 それの影響によるものが大きいのか、その辺りがイマイチ分かりません。
 また、それ以上に長時間ヘルメットを被っていても耳が痛くなくなったという
 相乗効果の方が大きいと思います。
 
 

②レーダー探知機のモード設定の見直し
 
 MOTO GPS RADAR LCDのデフォルト設定は「マニュアルモード」になっており
 各機能を自由に選択できるようになっています。
 しかし外部電源使用時の初期値は全機能を有効にしている「オールオンモード」と
 同じ設定になっています。
 これが原因でアナウンスが多かったんですが、それを「おまかせモード2」に
 することでアナウンスは半減して必要十分な情報だけになりました。
 更に減らしたい場合は「おまかせモード1」にするか、またはマニュアルモードで
 各機能を手動で一つずつ選択するかの何れかになります。
 今のところ私的には「おまかせモード2」が情報量としては丁度いい感じです。

③各機器の音量バランスの見直し
 
 ナビの音声と音楽再生、及び無線機からの音声は、それぞれの機器ボリューム
 で音量調整してバランスは取れました。
 しかしレーダー探知機からの音声に関しては、機器側のボリュームを最小に
 絞っても他の信号よりも大きく音量バランスを取ることが出来ませんでした。
 兎に角、レーダー探知機からの音声が煩くてアナウンスが流れる度に頭が
 キンキンするぐらいです。
 この対策としてオーディオテクニカのボリューム付きヘッドホン延長コードをSR10
 とレーダー探知機の配線の間に挿入しました。
 しかしこの延長コードのスライド式ボリュームの抵抗値が最大でも1KΩしかなく、
 結局ボリュームを目いっぱい絞ってもまだ煩い状態でした。
 その他、抵抗値の大きそうなモノを探しましたが見当たらず、結局今は固定抵抗
 3.9KΩを延長コードに追加改造しています。




 スライド式ボリュームの抵抗と合わせると4.9KΩになります。
 これでも先日のツーリングでまだ少し大きい感じです。
 ボリュームを絞ることで完全に音が消せる延長コードがビクターから発売されて
 いるという情報を貰いましたが見つけることが出来ませんでした。
 なので固定抵抗を変えて、もう少し大きな5.6KΩぐらいを付けるか、
 それとも2連ボリュームを付けて可変にするか迷っています。
 防水の面から固定抵抗の方が対策はし易いと思いますが・・・
 何れにしてもこの件については、もう少し対応が必要みたいです。
 

④無線機の取付方法の見直し
 
 前回報告通りテックマウントのハンドルバーマウントを使っていますがクランプ径が
 22mmでADVのGPSナビホルダーの径が22mmより細くなっているので、
 そのままでは固定できません。
 よってクランプ部分にゴムパッチンを間に挟み込んでクランプしていますが
 無線機の重さと振動で少しづつ垂れて来ました。
 対策として挟み込んでいるゴムパッキンを2個から3個に増やして増し締めする
 ことで前々回のツーリングから無線機がお辞儀するようなことは無くなりました。
 これで暫く様子見ということになります。
 テックマウントの製品自体は頑丈でデザイン的にも私好みなので、これで解消して
 くれれば御の字です。

その他
SR10のタイムアウト時間に関して
 SR10は無線機やレーダー探知機からの双方向通信がなくなると自動的に
 HFP接続を切ってハンズフリーチャンネルを閉じてくれますが、
 この時のタイムアウト時間は無音になります。
 またタイムアウト時間はセナブルートゥースデバイスマネージャーというソフトを
 使って変更できますがデフォルトは5秒になっています。
 私はこの無音の時間が気になったので最小設定の3秒にしていましたが、
 この3秒というのが微妙で、無線の発信が終わった後の着信のタイミングが、
 このタイムアウト時間と重なる時があります。
 その時にSR10の動作が不安定になる時がありました。
 不安定になるというのはSR10のハンズフリーチャンネルが開きっぱなしなって
 青色のLEDが連続点滅になる状態です。
 PTTスイッチをダブルタップすることで復帰しますが、何度か試さないと復帰しない
 時もありました。
 この対策として、タイムアウト時間の無音が嫌で短くしていましたが逆に長くとって
 発信後の着信と重なる可能性を低くする為、余裕を持って7秒にしました。
 この設定で前回のツーリングでは一度も不安定になることはありませんでした。
 デフォルトを5秒にしているのは、こうした理由があったのかも知れませんね。
 理想としてはタイムアウト時間が無ければ一番いいんですが・・・


以上が最近の無線を使ったヘッドセットの接続に関する使用感になります。
まだ改良が必要な項目も残っているので順次対応してまた報告したいと思います。


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